大学受験における模擬の判定と偏差値は信用できる?

公開日:2018年06月13日

大学受験を考えている高校生、浪人生の99%が参加しているのが模擬試験です。

進研ゼミで有名なベネッセの「進研模試」や河合塾の「全統模試」、駿台予備学校の駿台模試、代々木ゼミナールの代ゼミ模試など大手予備校などが開催しているこれらの試験は自身の全国での順位を知ることが可能なほか、事前に申請した志望校の合格判定まで教えてくれるので、「今の自分の学力で本当に合格できるのかな」と大学受験に不安を抱いている学生にはとてもありがたいシステムです。

特に現役生の場合は模擬試験の結果が悪かったことにショックを受けて猛勉強をスタートさせ、何とか合格することができたといった声がよく聞かれます。

しかしその一方で毎年のように聞かれるのが「模擬試験ではA判定で出ていたのに不合格だった」「模擬試験の結果では合格が絶望的だった大学に合格できた」といった話です。

もしこれらのエピソードが真実であった場合、模擬試験の結果を参考にすることは危険かもしれないという話になります。

はたして本当に大学受験において模擬試験の判定結果は信用に値するものなのでしょうか?
そして受験生たちはどのように模擬試験の判定結果を活用すればいいのでしょうか?

結論から言ってしまうと「2016年以降に大学受験に参加するこれからの受験生」は模擬試験の合否判定のうち、合格判定を過度に信用するのはやめた方がいいです。

判定結果が悪い場合は現状の学力で合格するのは難しいが、A判定が出たからといってこれなら合格確実だと安心しない方がいいということです。
なぜ模擬試験の判定結果を信用してはいけないのか、それには日本政府が打ち出したある政策が関係しているのです。

2016年以降の大学受験はそれ以前までの受験とは別物であると言っても過言ではありません。

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なぜ大学受験で模擬試験の判定と偏差値を信用するのは危険なのか

なぜ模擬試験の合格判定を信用するのが危険なのか、それには大きく2つの理由があります。

第一に模擬試験の結果、特に全国順位は「その時点での学力」に過ぎないということです。
模試の多くは春から秋にかけて開催されていますが、受験の本番は冬です。
あなたがその間に勉強しているように全国のライバルたちもまた努力を重ねています。
春の模試の結果が良かったからと安心してしまっては、夏以降に部活を終えて本格的に勉強に打ち込み始めた人たちに追い抜かれてしまうのは当然のことです。

逆に、春や夏の時点での判定結果が悪くてもそこから半年間必死に勉強すれば逆転合格は十分に可能です。

もうひとつの理由は日本政府と文部科学省が進めている高大接続改革です。
変化の激しい時代において、新たな価値を創造していく力を育成するため」という名目で行われているこの改革は、センター試験の廃止や大学入学共通テストの導入など多岐にわたる変更を目標としていますが、そのうちの一つに「大学の定員超過抑制のため、私学助成不交付基準を厳格化」というのが含まれています。

これは都市部にあたる有名私立大学に志望者が集中し、地方との格差が生まれていることを是正することを目的としていますが、結果として有名私立大学側は従来よりも大幅に合格者の数を抑えることを余儀なくされています。

そのため、2018年には模擬試験の判定結果と実際の合否が大きく外れたことがニュースになりました。
もちろん予備校側もこれらの結果を踏まえて判定システムの改善を行うでしょうが、改革が一段落するまではこの混乱は続くと考えるべきです。

そのため受験生は模擬試験の結果はあくまで参考材料の1つと考え、判定結果がA判定でも安心はせず受験当日までは地道に努力を続けることをおすすめします。


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