

奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)ってどんな大学院?偏差値、入試情報、学費など基本情報を解説
「奈良先端科学技術大学院大学ってどんな大学?やたら名前がながいけど・・・」
「NAISTの偏差値とか学費とか就職先とか、そこらへん丸々教えて!」
あなたも今、こんなことを考えていませんか?
この記事でわかることは、次の3つです。
- NAISTの特徴・メリットとデメリット
- NAISTの偏差値・レベル
- NAIST の学費・就職先
以上3つのポイントについて徹底解説していきます。
これを読めば、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)についてのことは丸わかりです!
この記事があなたのお役に少しでも立てれば幸いです。
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奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)とは
奈良先端科学技術大学院大学とは、奈良県にある日本の国立大学法人。
ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授がiPS細胞を開発したのが、この奈良先端科学技術大学院大学です。
「奈良先端科学技術大学院大学」という名前の長さから、Nara Institute of Science and Technologyの頭文字をとって「NAIST」(ナイスト)と世間では呼ばれています。
NAISTは国立大学院の1つ
また、名前にあるとおり、奈良先端科学技術大学院大学は大学院です。
通常の大学でいう「経済学部」「法学部」のような学部はなく、高校生は受験することができません。
「大学」か「高等専門学校」の卒業生のみNAISTの受験資格が与えられます。
NAISTのキャンパス所在地
NAISTのキャンパスは奈良県生駒市高山町にあります。
↑キャンパスの場所がこちら
都会から離れた田舎にキャンパスはあります。
落ち着いた環境で、勉強したい人にとってはいい立地だと言えそうです。
そんな奈良先端科学技術大学院大学で勉強できる学問は2018年以降、7つに分かれています。
一見しただけではどういう違いがあるかは分かりづらいですね。
上記それぞれをNAIST公式HPへのリンクにしていますので、詳細は公式にて確認してください。
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)がわかる3つのポイント
「NAISTにはどんな特徴があるの?どんな大学院?」という疑問を持つ方に向けて、NAISTの特徴を3点にまとめました。
NAISTがわかるポイントは、次の3点です。
- 山中伸弥教授も利用した研究室
- 国際交流で高める大学院の学び
- 7つの最先端を学ぶNAISTクオリティ
では、それぞれ一つずつみていきましょう!
①山中伸弥教授も利用した研究室
NAISTの研究室は、IPS細胞の研究でも有名な山中伸弥教授が研究に没頭した研究室です。
NAISTは教育研究指導に力を入れていて、教員1人当たりの学生数は5.2人となっています。
このデータは、国公立大学法人の平均を見ると9.8人であることから考えると、教員1人当たりが見る学生数が少ないため、よりきめ細かい指導を受けられると言えます。
NAISTで専攻できる研究領域は大きく分けて下記の3つ。
- 情報科学領域
- バイオサイエンス領域
- 物質創成科学領域
それぞれが各領域に特化したプログラムとなっているため、より専門的な研究を行いたい学生とって嬉しいシステムになっています。
興味のある領域がある方はNAISTでの研究を考えてみてはいかがでしょうか。
②国際交流で高める大学院の学び
NAISTでは、海外に大学院の拠点があるほど国際交流に力を入れた教育を施しています。
毎年夏には国際シンポジウムを実施していることからも、世界レベルの水準で研究が行なわれている背景が読み取れます。
海外体験や自らの研究を世界レベルにまで高めていきたい方は受験を検討してみましょう。
③7つの最先端を学ぶNAISTクオリティ
NAISTで学べる学問は7種類に分かれています。
特に新型コロナウイルス感染症が世の中に甚大な影響を与えた時代に、「バイオ」や「データ」の分野の研究ができることは非常に大きいですね。
NAISTでは先端科学分野に突出した研究の強みを持っているため、この時代に選ぶには最適な大学院だと言えるかもしれません。
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)に通うメリット
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)のメリットはこの3つ。
- 多種多様な人材
- 研究設備の充実
- 学費が安い
以上、一つずつみていきましょう!
多種多様な人材がいる
1つ目。NAISTには多種多様な人材がいます。
東大出身のエリートから高専出身の人。さらには海外出身の人も。
一般的な日本の大学、大学院の場合、良くも悪くも近いレベルや価値観の人たちが集まってしまう傾向があります。
その点、様々な地方から色々な経歴を持った人たちが集まるNAISTは他の大学院にはない魅力のある大学院だと言えるでしょう。
研究設備が充実している
2つ目。研究設備の充実。
在学中の学生ならなんと1人につき1台PCを利用できるようです。
それだけではなく、単純に国家からの研究費用も普通の大学院よりは高い額となっています。
山中伸弥教授がここで研究に没頭したということですから、その充実さがわかります。
学費が安い
3つ目。学費が安い。
さきほども紹介しましたが、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)の学費は年間およそ60万円ほどです。
さらに、学内ではTA(Teaching Assistant)・RA(Research Assistant)の制度を採用しており優秀な学生であればアルバイトも学内でできる仕組みがあります。
さらにさらに、成績順になりますが毎月家賃10,000円程度の学生寮もあるので、経済的に裕福でない家庭の学生でも研究に没頭することのできる環境が整備されています。
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)に通うデメリット
- キャンパスが田舎にある
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)のデメリットがあるとした、この1点につきるでしょう。
以下で詳しく解説していきます。
キャンパスが田舎にある
NAISTの周りには何もなく、上記マップを見ていただければわかるように、電車も私鉄が一本通っているだけです。
そもそも勉強したい、という学生が集まる大学院なので気にする人も少ないと思いますが、都会で遊びたいという人にとっては不便な立地とも言えます。
しかし、この点を除けば(田舎だということが気にならない)、学費も安く、非常にいい大学院だと言えるでしょう。
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)の偏差値・レベル
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)の偏差値は、わかりません。
そもそも大学院入試には模試が存在しないので、偏差値を測定することができません。
ただ、英語・数学・面接の3つの試験でTOEIC800点over、数学2/4で不合格という内容を確認することができました。
東京大学大学院の文系の生徒のTOEICの平均が800点と言われているので、英語のレベルに関して、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)は東大大学院以上のレベルであると言えそうです。
偏差値が測定できないので、レベルの高さは広く認知はされていませんが、東大にも並ぶレベルの高い大学院と言えることは間違いありません。
NAISTと同程度の偏差値・レベルの大学院を紹介
先述したように、大学院入試には模試が存在しないため偏差値を測定できません。
そのため、同レベルの大学院は偏差値で算出することは不可能です。
しかし、上述したTOEIC試験の足切りラインが800点であることから考えると、京大や阪大にも負けず劣らずのレベルであることは間違いありません。
大学の偏差値に例えるならば、少なくとも関関同立やMARCHよりは格段に上のレベルであり、並ぶのは京大東大になるでしょう。
山中伸弥教授がNAISTから京大に引き抜かれたことを考えると、京大の方がレベルが上と予測することもできますね。
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)の学費
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)は国立大学です。学費がこちら。
- 入学料・・・282,000円
- 授業料・・・535,800(267,900)円
()の数字は半期の学費。
大学院ではありますが、国立大学法人なので学費は安いです。
毎月の奨学金制度も充実しており50,000円から最大で122,000円まで毎月無利子で借りることができます。さらに成績優秀であれば学費免除などの制度も充実しており勉強したい人にとっては環境が整えられていると思います。
NAISTの学費は同レベルの大学院と比べて高い?安い?
NAISTの学費は、国公立大学法人のため、安いです。
一般的な私立大学の学費や1年で約100万円ほどもっていかれるため、その約半分の学費で通学できることがわかります。
同レベルの大学院の学費を以下にまとめます。(※通年で算出しています。)
- 京都大学大学院 → 535,800円
- 大阪大学大学院 → 535,800円
- 同志社大学大学院(理工学研究科) → 1,276,000円
やはり圧倒的に国公立大学法人の学校の方が学費が安いですね。
レベル的にも同志社大学の大学院よりもNAISTの方が上なので、狙うならNAISTを狙いましょう。
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)の就職実績
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)の就職先は公式HPで公開されています。
今回は一番最新の平成28年度の就職実績を紹介します。
パナソニック・ヤフー・トヨタ・キャノン・シャープ・アクセンチュア・朝日新聞社・ソニー・楽天・イービーエス・住友電装・三菱電機
などなど。くわしく知りたい方は↑のURLよりご確認ください。
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)の就職先は大企業ばかりですね。
どのような部署に配属されているかまでは公開されていませんが、おそらく開発職など会社の将来を左右する重要な職についていることが予想できます。
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)で最先端の技術を学ぼう!
今回は奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)についての情報を紹介しました。
NAISTは世間的にはあまり有名ではないですが、東大・京大に並ぶと言われるほど非常に高いレベルを誇る大学院です。
興味を持った人はオープンキャンパスも実施しているようなので、ぜひ訪れてみてください!
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