

浪人で伸びるタイプの学生に共通する5つの特徴|現役より成績を伸ばすためのポイントも紹介
「浪人しても成績があがるかどうか心配」
「浪人したら何を最初にすべきなのかがわからない」
このような疑問を持っている人も多いと思います。特に、浪人生の場合は現役の時に一生懸命勉強したにも関わらず、大学受験に落ちてしまったという経験をしている人も多いです。
このような経験をしていると自分の勉強方法や自分がしてきたことに対して、自信を持つことができなくなってしまうのも当然でしょう。
そこで、この記事では浪人しても成績が伸びるタイプの学生の特徴、どのようにしたら浪人を成功させることができるのかを紹介していきます。
この記事を読むメリット
- 浪人して成績が伸びるタイプの学生の特徴がわかる
- 浪人したら何をすべきなのかがわかる
- 浪人のタイプごとのメリット・デメリットがわかる
浪人して伸びるタイプの学生の5つの特徴
浪人して伸びるタイプの学生の特徴は、はっきりしていて特徴ごとに分類することも可能です。
具体的に、今までの自分の経験や浪人していた人間の中で成功している人の特徴は、以下の5つです。
- 不合格の原因を自分で分析できている
- 勉強の習慣を持っている
- 合格したい学校が明確になっている
- 模試の結果を分析している
- ルーティンを確立できている
ここでは、この5つを中心に詳しく紹介していきます。
1.不合格の原因を自分で分析できている
浪人して成績が伸びるタイプの学生の特徴に、不合格になってしまった原因を自分の中で分析できているという特徴があります。
ただ、自分で不合格になってしまった原因を分析するのが難しいと思っている人も多いでしょう。
そのような方は、以下の3つを振り返ってみるといいです。
- 勉強時間が少ない
- 学習計画が立てられない
- 客観的に自分を見れていない
多くの現役生が大学受験に落ちてしまう原因は、上記の3つに絞ることができます。
そのため、浪人してしまった場合は最初に上記の3つを振り返って、分析をしてみるといいでしょう。
勉強時間が少ない
現役の受験生が大学受験に落ちてしまう原因の1つが、勉強時間が少ないこと。
東京大学・京都大学レベルだと3000時間〜5000時間程度の勉強時間が必要と言われていて、早慶レベルでも2000時間程度の勉強時間が必要であると言われています。
そのため、自分の勉強時間が志望する大学の平均勉強時間に達しているのかを振り返るようにしましょう。
学習計画が立てられない
学習計画を立てることができずに、現役の際に大学受験に落ちてしまうこともあります。
そのため、現役の際の受験勉強のスケジュールをもとに最終的に、自分の学習計画が適切であったのかを確認するといいでしょう。
客観的に自分を見れていない
客観的に自分を見れていないことで、現役の際に不合格になってしまう人も多いです。
特に、この傾向は進学校の生徒に多く、周囲の人が有名大学を受験するので自分にも有名大学に合格するレベルの力があると思って、模試などでの成績を受け止めずに有名大学に特攻してしまうパターン。
客観的に自分のことを見れていなかった浪人生は、自分の現役時の模試の成績などをもう一度確認して、自分の成績の推移や自分の本当のレベルと言うところを直視するようにしましょう。
2.勉強の習慣を持っている
勉強の習慣を持っている学生も浪人して成績が伸びる可能性が高いです。
成績を伸ばすという過程の中で、一番重要なのが効率のいい勉強を長時間行うことで、このどちらが欠けても合格する可能性が少なくなります。
そのため、勉強の習慣を持っていて長時間集中して勉強することができる学生は、その時点で浪人して成績を伸ばすことができる可能性が高いです。
3.合格したい学校が明確になっている
自分がどこの学校に合格したいのかが明確になっている学生は、浪人して成績がのびやすいです。
というのも、浪人して成績を伸ばす中で、モチベーションの維持が重要になります。
その際に、合格したいと言う強い気持ちがあることは、モチベーションを維持する上では大きなアドバンテージになるからです。
4.模試の結果を分析している
模試の結果を分析している浪人生も成績が伸びる可能性が高いです。
模試の最大の目的は、志望校の合格判定を見ることではなく自分が今できないところや、志望校に合格する際に何が今の時点で足りないのかを明確にすること。
そのため、模試を自己分析ツールとして使うことができている浪人生は、浪人して成績を伸ばす可能性が高くなっています。
5.ルーティンを確立できている
ルーティンを確立できている浪人生も、浪人して成績を伸ばす可能性が高いです。
勉強のルーティンが確立できていることで、浪人してもモチベーションに関わらず、毎日勉強することができます。
浪人して成績を伸ばす3つのポイント
ここでは、浪人して成績を伸ばすポイントを3つ紹介します。
- 決まった自習時間を作る
- スマホを使わない
- 他人との交流を増やす
決まった自習時間を作る
成績を伸ばすことができない浪人生の特徴に、自分でスケジュールを立てて自習をすることができないというものがあります。
勉強においては、受動的に学習するだけではなく授業などで学習したことを自習の形でアウトプットする必要があり、このアウトプットができないと成績を伸ばすことができる可能性はほとんどないです。
そのため、決まった自習時間を作っている浪人生は、浪人しても成績を伸ばすことができる可能性が高くなっています。
スマホを使わない
スマホを使わない浪人生も浪人して成績を伸ばす可能性が高いです。
スマホは、勉強の用途のみに使うことができると大変便利な道具ですが、実際にはスマホを勉強の用途だけに使用するのは非常に難しいもの。
そこで、必要なのがスマホを完全に封印するという勇気。
実際に、浪人して成績を伸ばすことができた浪人生の中には、スマホを完全に使わないようにしたという浪人生も多いです。
他人との交流を増やす
他人と交流をすることも浪人して成績を伸ばす上では重要になります。
浪人は、1年間ずっと勉強をする必要があり、この間に精神を病んでしまう浪人生も少なくないです。
しかし、他の浪人生と交流をしてお互いの状況などを話すだけでも、浪人している間の精神的な負担は減らすことができます。
浪人して成績が伸びない学生の5つの特徴
ここでは、浪人しても成績を伸ばすことができない学生の5つの特徴を紹介します。
大きく分けると以下の5つに分類することが可能。
- 模試を受験しない
- 予備校に通わない
- プライドが高く他人の意見を受け入れない
- PDCAを回さない
- 大学への志望度が低い
1.模試を受験しない
模試を受験しない浪人生は、浪人しても成績を伸ばすことができない可能性が高いです。
模試の目的は、自分の志望している大学に対しての合格判定を確認することではなく、自分はどこの分野が苦手なのか、自分が志望している大学に合格するためにはどこの分野を伸ばさなくてはいけないのかを確認すること。
そのため、模試を受験していない浪人生は浪人しても、成績を伸ばすことができる可能性は少ないです。
2.予備校に通わない
あくまで傾向的にですが、予備校に通わない浪人生は浪人中に成績を伸ばすことができる可能性が低いと見ることができます。
予備校は、浪人生のためにスケジュール管理や適切な勉強環境の提供をしてくれる場。
そのため、予備校に通うだけでも「勉強の習慣をつけること」や「効率的に学習を進めること」が可能です。
3.プライドが高く他人の意見を受け入れない
浪人して成績を伸ばすことができない浪人生の特徴の1つに、プライドが高く他人の意見を受け入れることができないというものがあります。
特に、浪人してもプライドが高い傾向にあるのが、進学校出身の人や有名大学に合格したうえでさらに上位の大学を受験するために浪人しているタイプの浪人生です。
勉強では、自分で進めていくことも重要になりますが、予備校の講師の授業を聞くことで新しい発見をできることも多いでしょう。
また、予備校の講師以外にも模試の結果やメンターさんの意見を聞くことで、自分の学習をさらに効率化できることも多いです。
しかし、プライドが高く他人の意見を受け入れないとこれらの助言も学習に活かすことができず、結果的に浪人しても成績を伸ばすことができないでしょう。
4.PDCAを回さない
PDCAを回すことができない浪人生も、浪人して成績を伸ばすことができないでしょう。
特に、勉強においては進めていくなかで合格のための最短ルートを通っているのかを、逐一確認していく必要があります。
そのため、PDCAを回しながら学習をしていくことは重要。
PLAN:学習計画の作成
勉強におけるPLANは、学習計画を作成することです。
学習計画を明確に設計することと、いつの時期までにどのような状態にいなくてはいけないのかを明確に記しておくことが必要になります。
DO:学習計画の実行
勉強におけるDOは、学習計画の実行になります。
学習計画を実行できる能力がないと浪人しても成績を伸ばすことができる可能性は少ないです。
CHECK:学習計画の良し悪しの判断
勉強におけるCHECKは、学習計画の良し悪しの判断になります。
学習計画の良し悪しの判断では、計画を実行する中で時間的に厳しいところはなかったか、また自分の当初の目標を確実に実行することができているのかを確認するようにしましょう。
計画通りに勉強をしていても、目標を達成することができていない場合は、学習計画自体がよくない可能性が高いです。
ACT:学習計画の見直し
勉強におけるACTは、学習計画の見直しになります。
CHECKの段階で、学習計画の良し悪しの判断をしているので、その判断に基づいてどのように学習計画を修正して行かなくはいけないのかを明確にしていきましょう。
このサイクルを繰り返すことで、質の高い勉強をすることができます。
5.大学への志望度が低い
大学への志望度が低い浪人生も浪人して成績を伸ばすことができる可能性が低いです。
大学への志望度は、勉強のモチベーションを維持する際にも重要なファクターになります。特に、高校のように勉強以外のイベントが少ない浪人生は、大学に入学して何をしたいのかの部分をモチベーションにせざるを得ません。
そのため、そもそも大学への志望度が低い場合は浪人して成績を伸ばすことができる可能性は少ないです。
浪人のタイプごとのメリット・デメリット
ここでは、浪人のタイプごとのメリット・デメリットを紹介します。
予備校
ここでは、予備校で浪人するメリット・デメリットを紹介します。
メリット
予備校で浪人をする主なメリットとしては、
- 勉強のルーティンができること
- 客観的な分析を受けられること
- 他人との交流の機会を持ちやすいこと
が挙げられます。
デメリット
予備校のデメリットとしては、
- 予備校に通うまでの時間がかかること
- お金がかかること
といったものが挙げられます。
また、他人との交流が生まれることで勉強ではなく友達と遊ぶことに逃げてしまう浪人生も少数ながらいます。
そのため、自分の性格を見た上で他人との交流で悪い方に流れてしまう傾向がある人は注意した方がいいでしょう。
自宅
ここでは、自宅で浪人するメリット・デメリットを紹介します。
メリット
自宅で浪人するメリットは、予備校に通うまでの時間がかからないことと金銭面での負担が少ないことです。
デメリット
自宅のデメリットは、他人との交流が少なくなってしまうことと自分で勉強のスケジュールの管理をする必要があり、自分自身の意思を強く保たなくてはいけないことです。
仮面浪人
ここでは、仮面浪人で浪人するメリット・デメリットを紹介します。
メリット
仮面浪人で浪人するメリットは、大学生になれない可能性がないことです。
デメリット
仮面浪人のデメリットは、大学受験のための勉強に割くことができる時間が少ないこととモチベーションの維持が難しいことです。
また、仮面浪人をしながら予備校にも通うことになると大学の授業料と予備校の授業料の2つを同時に支払うことになるので、家計への負担も大きくなってしまいます。
浪人しても成績を伸ばすことは可能
浪人してから成績を伸ばすことは難しいと言われることも多いです。
しかし、しっかりした計画のもとで自分が最終的にどこの大学に合格したいのかを強く持つことで、浪人生であっても成績を伸ばすことはできます。
また、今回の記事で浪人してから成績を伸びるタイプの浪人生の特徴も紹介しているので、浪人する予定がある人は参考にしましょう

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