

自宅浪人を成功させる7つのポイント|宅浪のメリット、理想の年間スケジュールも紹介
「自宅浪人したら合格しにくいって本当?」
「自宅浪人を成功させる方法はない?」
このような疑問を持っている人も多いのではないでしょうか?
特に、自宅浪人の場合はネガティブな噂を聞くことも多いので、心配になるのも無理ないです。
ただ、自宅浪人であってもやり方さえ間違えなければ合格できます。
むしろ、自宅浪人の方が自分で勉強する力をつけることができるので、予備校に通って浪人するよりも上のレベルの大学に合格することも可能です。
そこで、今回は自宅浪人のやり方や成功している人の自宅浪人のスケジュールを紹介していきます。
この記事を読むメリット
- 自宅浪人を成功させるポイントがわかる
- 自宅浪人を決めたら最初にすることがわかる
- 自宅浪人を成功させるスケジュールがわかる
自宅浪人を成功させる7つのポイント
自宅浪人を成功させるためには、以下7つのポイントを意識することが重要です。
- 勉強スケジュールを作成する
- 定期的に模試を受験する
- 規則正しい生活を行う
- 息抜きをする時間を作る
- 浪人している高校時代の友達と連絡をとる
- 参考書を厳選する
- 勉強できる空間を確保する
ここでは実際に自宅浪人に成功した人の話をもとにまとめた「自宅浪人を成功させる7つのポイント」をそれぞれ解説していきます。
1.勉強スケジュールを作成する
自宅浪人を成功させる際に、一番重要になるのが勉強スケジュールの作成です。
予備校に通っている場合は予備校でスケジュールを立てて教えてくれますが、自宅浪人の場合は自分でスケジュールを立てて学習する必要があります。
そのため、自分で勉強スケジュールを立てることができないと成功する可能性は低いです。
2.定期的に模試を受験する
自宅浪人を成功させる際には、定期的に模試を受験することも必要です。
自宅浪人に失敗してしまう人の特徴に、勉強のモチベーションを保つことができないというものがあります。
そこで、有効になるのが模試の受験です。
模試は、現役生の勉強スケジュールに合わせて問題が作成されていることがほとんど。
そのため、模試を受験することで自分はどこの単元までは確実にできるようにしておかないといけないのかを客観的に把握することができます。
また、模試を定期的に受験することで前回の模試から自分がどのくらい成長したかをグラフで見ることができ、勉強に対してのモチベーションを保ちやすいです。
3.規則正しい生活を行う
自宅浪人では、規則正しい生活を送ることも重要です。
自宅浪人で成功する人は、規則正しい生活を送ることで毎日の勉強時間を確保しています。
志望校に合格する唯一の方法は、勉強をすることなので規則正しい生活をすることは大切です。
また、規則正しい生活を意識する際には、起きる時間と寝る時間を一定にするようにしましょう。
4.息抜きをする時間を作る
自宅浪人で成功するためには、息抜きをする時間を作ることも重要です。
特に、自宅浪人の場合は勉強をしないといけないという強迫観念からうまく息抜きをすることができず、精神的な負担が大きくなってしまい勉強ができないこともあります。
そのため、自宅浪人をする場合は息抜きの時間を確保するようにしましょう。
息抜きでは、カラオケなど時間が決まっているものの方がおすすめ。
逆に、読書や動画観賞などは時間を自分のなかで決めることができない可能性もあるので、おすすめできないです。
5.浪人している高校時代の友達と連絡をとる
自宅浪人を成功させるには、浪人している高校時代の友達と連絡をとることも重要です。
浪人している高校時代の友達と連絡をとることのメリットは、情報を共有することができること。
自宅浪人の場合は、受験に関する情報が受動的に入ってくるということはなく、自分から能動的に行動しないと受験に関する情報を獲得できないです。
そのため、高校時代の友達と連絡をとって受験に関する情報を共有することが重要になります。
6.参考書を厳選する
自宅浪人で成功するためには、参考書を厳選する必要があります。
インターネットに掲載されているレビューをもとに、良さそうな参考書を片っ端から購入する自宅浪人生は多いです。
しかし、参考書に掲載されている情報は参考書ごとにほとんど差がなく、書き方の違いであることがほとんど。
そのため、自分が厳選した参考書を確実に解くことができるようにすることの方が重要です。
7.勉強できる空間を確保する
自宅浪人で成功するには、勉強できる場所を確保することも必要。
自宅浪人の場合は、自分がここなら集中することができるという場所を早いうちに確保しないと、効率的に勉強ができないです。
そのため、短い時間で効率的に勉強をして志望校に合格するためにも、自分が集中して勉強できる空間を早いうちに確保しておくことが必要になります。
自宅浪人をする3つのメリット
ここでは、自宅浪人の3つのメリットを紹介します。
- 予備校代を節約できる
- 自分のペースで勉強できる
- 無駄な時間を削減できる
1.予備校代を節約できる
自宅浪人の最大のメリットは、予備校代を節約できることです。
予備校代は、1年間で100万円近くなることが多いのでこの予備校代を節約することができるのは大きなメリットになります。
2.自分のペースで勉強できる
自宅浪人のメリットの1つが、自分のペースで勉強ができること。
自宅浪人の場合は、自分で勉強場所の確保やスケジュールの作成を行う必要がある一方で、自分のペースで自分の好きな場所で勉強をすることが可能です。
そのため、自分のペースで勉強をしたいと思っている人には大きなメリットになります。
3.無駄な時間を削減できる
自宅浪人をすることで、無駄な時間を削減できるというメリットもあります。
自宅浪人の場合は、予備校に通うための時間や予備校でのホームルームの時間など勉強に直接関係ない時間を削減することが可能です。
そのため、効率的に勉強をして志望校に合格したいと思っている学生には、自宅浪人のメリットは大きくなります。
自宅浪人を決めたらやるべき3つのこと
ここでは、自宅浪人をすることに決めたらやるべき3つのことを紹介。
- 現役の時に入試に落ちてしまった原因を分析する
- 志望校の選定
- 現状の実力を正しく認識する
自宅浪人の場合は、最初にスタートダッシュを切ることができるかどうかで、志望校に合格できる可能性が大きく変わってきます。
現役時に入試に落ちてしまった原因を分析する
自宅浪人をすることを決めたら、現役の時の自分に何が足りなかったのかを分析しましょう。
現役の時に、大学に合格することができなかったのには必ず原因があります。
その原因を自分なりに探して、その原因を解決するためには何をする必要があるのかを分析することが必要。
現役の受験生が大学に落ちてしまう原因は、大きく分けて以下の3つです。
- 勉強時間不足
- 勉強の仕方を確立できていない
- 受験の対しての知識がない
自宅浪人を決めた際には、上記のどの原因で自分が大学受験に失敗したのかを明確にして、今後は何をすればいいのかを分析しましょう。
志望校の選定
自宅浪人をすると決めたら、志望校を明確にしましょう。
自宅浪人では、モチベーションの維持が重要になり、モチベーションを維持するためには大学合格後の自分をイメージすることが必要です。
そして、大学合格後のイメージをより確固たるものにするためには、どこの大学に合格してどのような大学生活を送るのかを決めることが重要。
そのため、自宅浪人をすると決めたら自分が大学生活をイメージすることができるように、自分の行きたい大学を選定する必要があります。
現状の実力を正しく認識する
自宅浪人をすることを決めたら、自分の現状を客観的に認識する必要があります。
これは、志望校や志望校に合格するために必要なことがわかっていても、自分が今の時点でどのくらいの実力があるのかわからないと正確なスケジュールを立てることができないからです。
また、自分の現状を客観的に認識する際には、模試を受験するのが一番効果的でしょう。
自宅浪人の理想的な年間スケジュール
ここでは、自宅浪人をする際の理想的なスケジュールを
- 私立文系
- 国立文系
- 私立理系
- 国立理系
の4つの受験方式ごとに紹介していきます。
私立文系の場合
私立文系の場合は、英語・社会の点数が合否を分けると言っても過言ではないです。
そのため、基本的には英語・社会の2科目に力を入れて、他の受験生が確実に取ることができる問題は落とさないようにして、プラスアルファを目指すのがいいでしょう。
春から夏(4月~6月)
春〜夏にかけては、英語・社会の基礎的なところの復習をするのがいいです。
英語の場合は、受験向けの文法問題集を確実に解けて、英単語はターゲット1900なら完璧に覚えるくらいのレベルを目指しましょう。
社会の場合は、教科書の穴埋め問題集を確実に解くことができるくらいの知識を入れておくといいです。
夏から秋(7月~9月)
夏〜秋にかけては、英語・社会は応用、国語は古文・漢文を中心に知識の復習をしましょう。
英語・社会では、日東駒専レベルの過去問なら8割以上獲得することができるレベルにしておくといいです。
古文・漢文に関しては、単語や文法などの復習をしてセンターレベルの問題なら確実に解くことができるレベルにしておくといいでしょう。
秋から冬(10月~12月)
秋〜冬は、英語・社会・国語の3教科で入試問題を志望校の入試問題を解いていくようにしましょう。
浪人生の場合は、秋〜冬くらいから志望校の過去問を解いて志望校に標準を合わせた勉強をした方がいいです。
冬から受験直前(1月~)
冬〜受験直前に関しては、英語・社会・国語ともに志望校の過去問を解くことと今までの学習したことの復習に力を入れましょう。
割合としては、過去問4割・復習6割くらいです。
国立文系の場合
国立文系の場合は、数学が必要になることも多いです。
また、数学が合否を分ける教科になることも多いので、数学に力を入れるといいでしょう。
春から夏(4月~6月)
春〜夏は、英語・社会・数学の3科目の基礎を復習するといいでしょう。
英語・社会に関しては教科書レベルの問題なら確実に解くことがレベルにしておきましょう。
また、数学に関しては基礎的な公式の復習とチャートなどを使って問題の解き方を覚えていくといいです。
夏から秋(7月~9月)
夏〜秋は、英語・社会では入試問題など応用的な問題を解いていくようにしましょう。
一方、数学に関しては今まで通りチャートなどを使って基礎的な問題を確実に解くことができるようにするといいでしょう。
これは、国立文系の数学が難しい問題ではなくみんなができる問題を確実にできるようにすることで、十分に合格点に到達することができるからです。
古文・漢文に関しては文法や単語を完璧にして、センターレベルの問題なら8割くらい取れるようにしましょう。
秋から冬(10月~12月)
秋〜冬は、センター試験対策と志望校の過去問を解きましょう。
特に、国立文系の場合はセンター試験の受験が義務になっていることが多いので、センター試験では確実に高得点を獲得できるレベルにしておくといいです。
冬から受験直前(1月~)
冬〜受験直前は、志望校の過去問を解いて問題の傾向を見つけましょう。
また、基礎的な問題も復習して入試の際には確実に得点することができるようにすると、試験本番でも安心して試験に臨むことができます。
私立理系の場合
私立理系の場合は、数学・理科で合否が別れることが多いのでこの2科目に力を入れましょう。
春から夏(4月~6月)
春〜夏は、数学・理科の教科書レベルの問題を確実に解くことができるようにしましょう。
目安としては、センター試験の過去問で8割です。
夏から秋(7月~9月)
夏〜秋は、数学・理科に関しては入試レベルの問題を解くことができるレベルにしましょう。
また、英語に関してはセンター試験で8割を獲得できるくらいの基礎力をつけることを意識するといいです。
秋から冬(10月~12月)
秋〜冬は、英語・理科・数学の3科目で志望校の入試問題を自信を持って解くことができるレベルにしましょう。
また、数学・理科に関しては志望校よりも高いレベルの問題を解いて、問題慣れをしておくのもいいです。
冬から受験直前(1月~)
冬〜受験直前は、志望校の過去問を解くことと今までやったことの復習をメインに行いましょう。
あたらしい知識を入れるのではなく、今までやったことを確実にできるようにすることの方が大切です。
国立理系の場合
国立理系の場合は、理科が2科目になることが多く理科の負担が大きくなります。
そのため、理科を重点的に勉強していくといいでしょう。
春から夏(4月~6月)
春〜夏に関しては、数学・理科2科目の基礎的な問題を確実にできるようにしましょう。
目安は、センター試験の過去問で8割です。
夏から秋(7月~9月)
夏〜秋は、数学・理科2科目に関しては入試レベルの問題を解くことができるレベルにしましょう。
レベルとしては、日東駒専レベルの問題なら確実に解けるレベルになるといいです。
また、英語に関してはセンター試験で8割を獲得できるくらいの基礎力をつけることを意識するといいでしょう。
秋から冬(10月~12月)
秋〜冬は、英語・理科2科目・数学の4科目で志望校の入試問題を自分の考えを持って解けるようにしましょう。
逆に、この時期まで志望校の過去問を見ても何もわからないという状況だと相当まずいです。
冬から受験直前(1月~)
冬〜受験直前は、志望校の過去問を解くことと今までやったことの復習をメインに行いましょう。
受験では、基礎的な問題を確実に解くことができて、プラスアルファで数問解くことができたら合格できます。
そのため、受験前は基礎的な問題を確実にできるように復習をしましょう。
やり方さえ間違えなければ自宅浪人でも合格可能
自宅浪人だと合格することができないと言われることが多いです。
しかし、やり方さえ間違えることがなかったら自宅浪人でも志望校に合格できます。

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