

私立受験の入試方式が丸わかり!入試方式の種類や受験日程を徹底解説
「私立受験の入試っていつなの?」
「私立受験のためには3科目必要となるんだよね?」
あなたは今こんなことを考えていませんか?
私立の大学は、文科省が実施している定数厳格化の措置により、以前と比べて入試難易度があがっています。
そのため、入試方式など入念にリサーチして、合格確率をできるだけ上げる必要があります。
私は国立大学が第一志望でしたが、センター利用入試でマーチの一角に合格した者です。私立に合格する方法は、3教科入試だけではないのです。
この記事では、私立大学の入試方式について説明していきます。
受験日程から、入試方式の様々な種類について解説しているので、最後まで読めば私立受験は丸わかりです。
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
この記事を読むことのメリット
■私立大学の受験スケジュールが分かる
■私立大学の受験方式が分かる
【私立受験】受験方式は?
私立受験では3科目学び、大学が独自で課す試験に合格しなくてはならないと考えている人は多いですが、実はそんなことはありません。
近年では、より優秀な学生を集めるため、柔軟な試験制度を採用している大学が多く、受験方式も多様なものとなっています。
ここでは、私立の受験方式の種類をご紹介します。
3教科入試
オーソドックスな3教科入試。
入試科目は文系なら
- 国語
- 英語
- 地歴
理系なら
- 数学
- 英語
- 理科
で受験します。
大学・学部・学科によって、配点が異なるのが特徴です。
全科目同じ比率の配点のところもありますし、特定科目の配点を他の科目より高くしているところもあります。
例えば、早稲田の政治経済学部(2019年)では英語が90点、国語が70点、地歴・数学から1科目が70点という配点でした。
2教科・1教科入試
なかには2教科、1教科で受験できる大学・学部・学科もあります。
例えば、青山学院大の文(日本文)学部の個別B方式や國學院大学経済学部のV方式Ⅱ期などは2教科で受験できます。
科目数が少ないと受験生の負担が減るのは確かですが、その分志願者が増えるので倍率が高くなってしまいます。そのため、科目数が少ないほうが難易度は高いといえるかもしれません。
2019年の青山学院大の個別A入試(3教科)では倍率が約5倍でしたが、個別B方式では20倍を超えていました。
センター試験利用入試
センター試験の結果を利用して、私立大学に合格するパターンがあります。
センター試験利用入試には、センター試験のみの結果で判断するケースと、センター試験とは別に各大学で試験を実施するケースの2つがあります。
複数の大学・学部を受験できるため、センター試験利用入試を検討する学生は多いです。
ただ、募集人数が少なく高倍率になりやすいので注意が必要です。
ちなみに、国公立志望の私もリスクヘッジとしてセンター試験利用入試を受け、マーチの一角に合格することができました。
このように、センター試験利用入試の合格者は、国立大学志望者で埋まってしまうことも多いです。
下記に紹介する記事を読めば、センター試験利用入試での合格率が高まるでしょう。
(合わせて読みたい)
https://www.kalligram.com/column/center/shiritsu-sentariyou
全学部日程入試
学部ごとに行われる個別入試とは別に、全学部・全学科が同じ試験問題を使って、同日に一斉に受験する全学部日程入試を採用している大学もあります。
別の日程で行われる個別入試では、全学部日程入試で受けた学部・学科と別の学科を選んでも同一の学科を選んでも、どちらでも構いません。
同一学部・学科への受験のチャンスが増えるので、良い入試方式だと言えるでしょう。
地方試験
大学の所在地以外の地方都市で受験できる試験のことです。受けたい大学の試験が東京でしか行われないとなったら、地方の受験生は受験会場に向かうだけでも大変ですよね。
交通費や宿泊費などのコストがかかってしまいます。そうした地方民の負担を和らげるために、各地方で受験を実施する私立大学も増えています。
受験場所は大学によって異なるので、募集要項をきちんと確認しましょう。
試験日自由選択制度
1つの学部・学科で複数の受験日程が用意されており、自分が都合の良い日を選んで受験できる方式です。だいたい連続して3日程度の日程から、1日選ぶケースが多いです。
併願校と重なった場合だけでなく、同じ大学内の別学部・学科を受けたい場合などにも便利です。なんと同じ学部を連日受験することも可能です。(この場合、問題は前日とは異なります)
連日受験する場合、受験料が安くなるケースもあるので、こちらも募集要項を要チェックです。
私立の受験っていつ?
基本的に、私立大学の個別試験は1月下旬~2月上旬に行われます。また、落ちてしまった場合の再チャレンジ枠として、後期日程や3月入試が2月下旬~3月上旬に行われることもあります。
出願は前期日程が12月中旬から1月下旬の間、後期日程が1月下旬から2月中旬までとされているケースが多いです。
センター試験利用入試を利用する場合、1月中旬に行われるセンター試験を受験します。出願はセンター試験の受験前・受験後どちらのケースもあり得るので、募集要項を熟読しましょう。
私立受験~まとめ
私立受験の受験方式や受験日程をご紹介しました。見てきた通り、私立受験の方式は様々です。
受験したい大学の募集要項を熟読し、どういった受験方式があるのか、自分が受かりやすい学部はどこなのか等確認しておく必要があります。
推薦やAO入試ではない個別の試験は、1月下旬~2月上旬に行われます。この時期は勉強が大変ですが、ラストスパートにつもりで頑張りましょう。

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